スカジャンとスタジャンの違い

2022/08/28

スカジャン・スタジャンと聞いて、同じようなアイテムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この二つ、ぱっと見た感じでは似ているのですが、よく見るとディティールが全く違うのです。
今回は、スカジャンとスタジャンの違いについてお話したいと思います。

スカジャンは「横須賀ジャンパー」の略と言われています。

元は、横須賀に駐在していたアメリカ軍人が、自分のジャンパーに和風の柄を刺繍したことが始まりのようです。
それ以降アメリカへのお土産として定着し、その後ファッションアイテムとして日本でも広がりました。
光沢のあるサテン生地に、虎や龍などの和風の刺繍が施されているのが特徴です。

スタジャンは「スタジアムジャンパー」の略で、その名の通り、スタジアムで選手の練習や休憩中に着用されるジャンパーでした。
その後大学生などに広がり、ファッションアイテムとして現在も人気を集めています。
ふわっとしたウールやメルトン生地に、アルファベット・数字の刺繍が特徴です。

また、身ごろと袖部分で生地が切替わっているところもポイント。
切替えがあることで身ごろと袖で大胆な色使いが可能となり、ファッションアイテムとして広がった一因となっています。
袖口部分にラインが入ったリブが施されているのも、スタジャンの特徴です。

シルエットと名前が似ていることで混同されやすいスカジャンとスタジャンですが、起源とディティールが全く違います。
比べてみると二つの違いがよくわかると思います。

どちらも根強い人気を集めているファッションアイテムなので、お気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。
当店では、スカジャンやスタジャンを含め、オーナーが一枚一枚厳選した古着を取り揃えております。
古着をお探しの際は、ぜひ一度お越しください。